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フィリップ・キャレットのプロフィール

101歳で死ぬまで投資を続けた米国の投資家。パイオニアファンド創設者。若い頃書いた「相場に成功する法」は多くの投資家に影響を与えた。ウォーレン・バフェットが彼の大ファンで、バークシャー・ハサウェイの年次総会で「フィリップ・キャレットは私の英雄だ」と語っている。

12の投資ルール

  1. 分散投資をすること。少なくとも「10銘柄」を「5つ以上の業界」に分散して投資をすること。
  2. 保有するすべての銘柄について、6ヶ月に一度は見直すこと。
  3. ファンド全体の少なくとも半分は「利息を生む証券類」に投資すること。
  4. 株式を分析する上で、最も軽視すべき要素は配当である。
  5. 損切りは早く。利益確定はゆっくりと。
  6. 情報開示が不十分な銘柄に、ファンドの25%以上をつぎ込まないこと。
  1. インサイダー情報は一切無視すること。
  2. 自ら情報収集に努力し、決して他人にアドバイスを求めないこと。
  3. 証券を評価する際に画一的な数式を使わないこと。
  4. 株価が高値圏にあって金利が上昇し、景気が良いときにはファンドの半分以上は短期証券に投資すること。
  5. 借り入れは極力避ける。借り入れをするなら株価が低く、金利が低下傾向にあって、景気が低迷しているときに限る。
  6. ファンドの一部は有望企業の株式の長期オプション購入にあてられるように残しておく。

保有する証券を再検討するのは、半年に一度で十分だ。やりすぎると頻繁に株を売買しなければならず、決してプラスにならない。忍耐力こそ、相場で成功する上で最も重要な要素のひとつである。株価が本来の価値を正しく反映するようになるには、何年という時間がかかることもある。サザン・レールウェイ社の株価が二年で25ドルから120ドルに跳ね上がるまでには、20年間の利益の再投資が必要だった。

どんな分野でもそうだが、相場の世界でも偶然の介入する可能性は高い。地震などの災害によって、綿密な計画がすべてひっくり返ってしまうことも少なくない。このような災害を避けることは不可能である。個々の証券への影響はまちまちだろう。しかし、そういう事態になっても損失を抑制できるように、準備しておくことは十分に可能である。分散投資が重要なのはこの意味でなのだ。

詳細に分析すれば、株価が企業の本来価値をはるかに下回っているような銘柄もあるだろう。こうした場合でも相場全体が上向き、配当政策が変わるまでは同じ状態が続くことも少なくない。市場全体が上昇しても、その銘柄は何週間、あるいは何ヶ月もの間、上昇しないことだってある。

分散投資は投機的投資でも、長期投資でも重要だ。分散は三つの目的達成に貢献する。ひとつめは、偶然に左右される部分を最小化できる。ふたつめは、判断ミスによる損失を抑えることができる。三つめは不測の事態が発生したときの損失に備えられる。

相場にもっとも大きな影響を与えるのは、予期せぬ事態が発生するリスクだ。社長すら自社株の本来価値を左右するすべての要因を把握しているわけではない。どんなに情報開示の進んでいる企業に投資する場合でも、あらかじめ未知の事態を想定しておかなければならない。投資先を分散しておけば、ある銘柄が予想できなかった要素によって大きな痛手を受けても、別の銘柄の予期せぬ値上がりによってカバーされることも期待できる。

90ドルで取引されている銘柄を100株保有しているなら、次のように自分に問いかけてみて欲しい。「今から9000ドル投資するとして、何千という銘柄の中から、いま保有している銘柄を選ぶだろうか?」その株の購入価格が一株50ドルだろうが130ドルだろうがまったく関係ない。答えがNOならその株は直ちに売るべきだ。

判断ミスについても同様である。どんなに優秀な相場師でも、4・5回に一度は判断ミスを犯す。そのときファンドの全部をつきこんでしまっていたら大損害だ。分散投資を行っていれば、25%の確率の判断ミスでも大きな損害は避けられる。

保有する証券を毎年チェックすべきだというのは、長期投資についてもよく言われる。短期投資の場合は、一層必要性が高い。各投資先が合理的なものなのかどうか、なるべく冷静に再検討しなければならない。投資に際してすでに十分リスクをとっている上に、さらに再検討するというのは、心理的にかなり抵抗のある作業だ。

市場全体が上昇しているときには、急騰しそうな株を次から次へと探し回り、結局上手く行かないトレーダーも多い。長期的にみれば、銘柄から銘柄へと渡り歩くよりも、10から12程度の銘柄を細心の注意を持って選択し、それらを保有し続けるほうが上手く行く。

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