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クロード・ローゼンバーグのプロフィール

世界的投資会社ローゼンバーグ・キャピタルマネジメント(RCM)の創業者。機関投資家向け不動産投資ファンドRREEFの創業者。業界でリーダー的な役割を果たし、彼の著書「株式市場入門」は20年以上続くロングセラーとなっている。ローゼンバーグ・キャピタルマネジメントは企業合併などを経て世界最大級の資産運用会社アリアンツ・グローバル・インベスターズの傘下で今なお成長している。

株式投資の17のルール

  1. 株を売り買いする時にあわてたり感情的に決めてはいけない。
  2. 力強い成長を予想ができる企業であれば、一時的に割高になったとしても持ち続ける。
  3. 客観的な評価ができなくなるほど、ひとつの株に恋をしてはいけない。
  4. 個別銘柄の分析に重点をおき、市場全体の見通しにとらわれてはいけない。
  5. 市場の噂話は忘れよう。
  6. 株式市場では支払った分に応じて見返りがある。
  7. 株というものは、お先真っ暗という下げ相場の底で最悪に見え、みんなが浮かれている天井で最も魅力的に見える。
  8. 底値で買って、天井で売るというのはまず無理だ。
  9. バーゲンセールで物を買うように株を買ってはいけない。
  10. 時に休むべし。
  11. 専門家の意見に耳を傾けよう。
  12. 証券会社のリサーチ情報を活用しよう。
  13. 大衆の動きは、まず間違っていると思ってよい
  14. 株式市場特有の流行には注意する。
  15. 株価の過去を振り返っても意味はない。今後の動きが問題だ。
  16. 定期的に自分の持ち株を点検しよう。
  17. 優良企業の株に集中しよう。

「ピークから20ポイント下がったら、絶好の買い場だ」というような話をよく耳にする。株価の過去の足取りというものはすでに歴史なのであって、イソップ物語にある「こぼれたミルク」にすぎない。去年100ドルまで買い上がった株にしても、その後その会社の業績見込みが大きく狂ったり、業績見込みをはるかに上回る水準まで投機的に値上がりするものかもしれない。大切なのは過去の動きではなく、今後の見通し。

一株5ドルの株価を見て、安いから良い株だと考える人もいるようだ。しかし、真実はごまかせない。多くの場合、高い株のほうが、安い株よりはるかに高い価値をもたらす。高い株のほうが収益力も優れ、高配当だからである。

高い株のほうが良質の投資家、つまり大手の機関投資家や長期投資家に保有されているのに対し、低位株は通常、情報力や分析力に乏しくとくにパニック的な売り手になりやすい個人投資家や、投機的な投資家にもたれることが多い。高い株にしかないもうひとつのメリットは、株式分割の可能性があることだ。

株式市場というのは常に行き過ぎる傾向がある。下げ相場では、ファンダメンタルな条件の示す水準を越えて下落するものであり、活況のときは適正水準をはるかに上回ってしまう。したがって、あなたの株価分析が適切であるとしても、買ったらすぐに値上がりするとか、売りの直後に値下がりするとは限らない。

流行をいつも追い掛け回すのは、自ら進んでトラブルに巻き込まれるようなものだ。株についても同じようなことが言える。株式市場でもしばしば特定の産業に人気が集中する。ほとんどの場合、熱狂的人気によって株価は極端に割高な水準まで押し上げられる。人気絶頂の株に手を出すと、実体価値と無関係の法外なお金を払わされるのがオチだ。

市場の噂話は忘れよう。自分自身の判断を大切にし、根拠の薄い情報は無視しよう。当たり前の話なのだが、意外にこのアドバイスは守られていないようだ。

高収益で優れた経営者のいる企業こそ、資産の中核とすべきだ。投機的でなければ利益が上がらないなどと考える必要はまったくない。コカ・コーラやP&Gのように優良で投機性の薄い銘柄を長期保有する投資家は、高収益の恩恵を受けているはずである。言い換えれば、エリート銘柄に重点を置き、落ちこぼれのボロ株に目をくれる必要はない。

言うまでもなく、株価を決める条件は刻一刻と変化する。経済社会などの環境変化に常に目を向けていなければならない。定期的にあなたの持ち株全体を見直し。役に立たない雑草は取り除き、値上がり期待の大きいものと入れ替えていこう。証券会社の担当の人なら定期的にポートフォリオを見直してくれるだろうし、そのサービスは利用したほうが良い。

ボロ株で高収益を得ることもなくはないが、株で成功しようと思ったら優良企業に集中するほうがはるかに近道だろう。超優良企業を避け、ゼロから急成長を遂げるような企業狙いの投資家があまりにも多い。余裕があるなら、資金の一部をこうした投機性の高い分野に振り分けるのもいいだろう。しかし、こうした投機性の高い成長株を探そうとする人の多くは、往々にして資金の大半をつぎ込み、結果的に大敗する。

株式市場が長期の大幅な上昇を示した後では、ある程度利益を確定すべきだろう。ただし、こうした場合、意外と次の失敗に結びつくケースもある。いわばキャンディーショップで働いているようなもので、キャンディーを次々とつまみ食いするようになってしまうのだ。時々投資に一息入れよう。現金も時に大切な資産なのだ。

バーゲンセールで物を買うように株を買ってはいけない。冷静さを保ち、あなたがきちんと評価できて、あなたの目指す目的にしっかりと合った優良銘柄を選択することこそ大事なのだ。

大衆は投資も株式市場も十分理解しているとは言いがたい。本当に魅力ある銘柄の選択や妥当な価格評価についての訓練を受けていない。大衆は感情に突き動かされる。大衆はこれまでの歴史を見る限り、一貫して間違ってきたといえる。賢明な投資家になるには、大衆があらゆるものに過剰反応するということを十分頭に入れておくことだ。自分の目的を忘れ、精肉工場に運ばれる子羊の群れに迷い込んではならない。

「正直かつ心の底からあなたのことを考えてくれている」と信じられる証券会社の担当者を探そう。彼には、あなたの資産状況、運用目的、性格などをきちんと説明しておく必要がある。もしそうした人を知らないときは、銀行や友人に紹介してもらうと良い。頼りになる医者を探すのと同じくらい努力を払うべきだ。

上場株式の供給が限られることはありえない以上、品切れを恐れるように慌てて買いに走ってはいけない。証券会社の店頭で、株価ボードを眺めていれば、私の話をお分かりいただけると思う。ある株が突然活発な値動きをし、たとえば35ドルから数秒後に35.5ドル、36ドル、36.5ドル・・・と急騰したとしよう。37ドルに達する前に収益性や配当、将来の見通しなどのファンダメンタルズと関係なくこの株を買いたくなるのは、バーゲンセールに群がる人々と変わらない。

メイシーやJCペニーのような百貨店で先を争ってバーゲン品を買っている光景を見たことがあるだろう。値段が安く、数が限られているからだ。しかし、必要でもないものや、好きでないもの、決してお買い得とはいえないものまで買わされてしまうケースが非常に多い。要するに数が限られているということだけで、知らず知らずに買い物競争に巻き込まれてしまうのだ。

株というものは、絶望的な下げ相場の底で常に最悪に見え、みんなが浮かれている天井で最も魅力的に見えるものである。不況のときこそ買いに出る強さを持つべきであり、物事がうまく行き過ぎているように見えるときは売り時なのだ。

銘柄分析にリポートが役に立つことは言うまでもないだろう。大手証券会社は毎年何十万ドルも使って顧客のために推奨銘柄の発掘に努力している。こうしたリポートを読めば、あなたが売買している会社の実情を把握することができる。株価動向を何年にもわたってフォローすると良い。たった数ヶ月の株価動向を見ても必ずしも役に立たない。

おそらく私がこれまで見てきた最悪の失敗例の一つは、将来性のある株を、ただ「少々割高だ」という理由で売ってしまうことだ。それより安い値段は二度と現れないかもしれず、期待していた成功の期待をみすみす逃すことになってしまう。

株は女性とは違う。奥さんをイメージするのに、寝起きの顔を思い浮かべる人はまずいない。たぶんきちんと身繕いした姿を想像するだろう。しかし、株の場合は最悪の状況を含めてよく検討しなければならない。その株に対する愛情を常に確かめ、冷徹かつ論理的に吟味しなければならない。

あなたが本能の赴くままに感情に従って行動するようなら、賢いやり方とはいえない。衝動が落ち着くまで待てば、プラス・マイナスを客観的に測ることができるだろう。また、誰か他の人に強く勧められて買ったり売ったりするのもまずい。セールスマンが強く勧める場合、それは賞味期限切れの在庫かもしれない。買おうかどうか迷うくらいなら見送るべきだ。

特定の優良銘柄の株価が明らかに割安になっているのに、市場全体の雰囲気が悪いため、買いそびれてしまうことがある。『株式市場一般があるのではなく、個別銘柄の集合体としての市場があるのだ』割安株があればただちに買うべきだ。市場のセンチメントに影響されてはいけない。

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