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ロバート・ジェフリーのプロフィール

米国のポートフォリオマネジャー。

あらゆるポートフォリオに適用可能な3つのリスク概念

  1. 市場がほぼ効率的だと考えれば、アクティブ運用によるリターンの改善に多くは望めないはずである。
  2. 十分に分散されたポートフォリオのリターンが、長期的には市場全体の変動に直接左右されるとすれば、リターンは確かに現在の定義によるリスクの影響を直接受けると考えられる。
  3. 適切なリスク水準が必ずしも明らかでない場合、慎重な投資家のリスクのとり方は、過大というより過小の方向に振れやすい

たとえば、シュミットは投資における時間の概念とパフォーマンスの測定に関して、「リスクやリターンについて一般的に用いられている指標は、果たしてどこまで有効か」と疑問を投げかけている。トレイナーとそのチームも「リスク算定には保有期間の長さが決定的な影響を及ぼす」と主張している。大部分の機関投資家にとって、株式の保有期間は無限であると考えてよい。一般の人が使う意味での無限である。

リターンを向上させるもっとも効果的な方法は、市場全体の変動が投資化にどんな影響を及ぼすか正しく判断して、許容しうる最大限の変動率を組み込んだポートフォリオを選択することである。その結果、そうしたリスク水準を前提として、最大のリターンを確保できる。適切なリスク水準が不明な場合、市場変動の影響は課題に考えられがちなので、投資家の不確実性を減らす合理的モデルの変更は、当然将来のリターン上昇をもたらすだろう。

一般にポートフォリオ・マネジメントにおける「合理的モデル」あるいは「共有された枠組み(パラダイム)」は、ポートフォリオのリスクがリターンの変動幅によって左右されると考えられている。しかし、パラダイム・シフトが生じた場合、より無理なく、より多くの収益がもたらされるのではないか。

従来の投資のパラダイムは、リスクがポートフォリオの資産のみならず負債側にも、とりわけその両者間のキャッシュフローの関係に左右されるという点を無視しているからだ。私は合理的モデル下でのリスクの捕らえ方の修正を提唱したい。リスクの計算に負債を含めて考えること。リスク算出の過程に投資家自身より密接にかかわるというメリットもある。

従来のリスク概念に対するこのような修正によって、多くの場合投資家のニーズによりきめ細かく対応した資産配分の方針を採用することが可能になる。このきめ細かな資産配分こそ、多くのレベルの高い投資家が求めながら、なかなか実現できなかったものである。ポートフォリオの負債側を勘定に入れなかったために、それぞれ異なった投資家が同じようなポートフォリオを持ってしまうという結果に陥っている。

レヴィは現在のリスク概念のパラダイムを問い直そうとする人々の立場をこうまとめている。「資産配分を決定する上で同じくらい重要である。必要なのはリスクというものをより正確に定義することなのだ」

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