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バイロン・R・ウィーンのプロフィール

モルガン・スタンレーの投資戦略マネジャー。そのほか多数の投資顧問会社でストラテジストとして活躍。

株式投資の失敗の代表的な4パターン

  1. 早く売りすぎること。
  2. 大穴狙い。業績の落ち込んでいる企業を立て直すには多大な困難がある。
  3. 売る機会を逃すこと。
  4. 問題の過小評価。悪いニュースに対するベストの対応はとりあえず売り、外野から見守ること。

「業績悪化が、いち四半期で終わることは稀だ」とデニス・シュルヴァが成長株について指摘している。悪いニュースに対するベストの対応は、とりあえず売ること。そして悪い状況を外野から見守っていればいい。もちろん例外もある。1983年のデジタル・イクイップメント社などがその好例だ。しかし、業績悪化の影には大きな問題が隠れていることが多く、それらを解決するには時間がかかる。

多くの株主は業績回復を待てるほど辛抱強くはないかもしれない。確かに悪材料で急落した後、株価が少し持ち直すことはある。しかしそんな企業と長く付き合うには、ほかのところで十分な利益を出せるくらいの余裕があるか、よほど辛抱強くなければ無理だ。

早く売りすぎること。これは誰しも経験することだ。私はポートフォリオ全体の形に気をとられて、早く売りすぎた経験が何度もある。利益は確かに出たが、対インデックス比の成績としては芳しくなかった。単に忙しがるための仕事はやめたほうがいい。

投資の世界では個別株やセクター(業種やジャンル)、ポートフォリオ、パフォーマンス、リスク、マクロ経済、市場などといったものについて常時パソコンを使った高度な分析をしているが、この高度な分析力が過去の決定の検証に用いられるのはきわめて稀である。よく検証してみれば私たちは何度も同じような間違いを繰り返していることがわかる。

私は何度か株で大きく当てたことがある。というより、アナリストの推す良い銘柄を保有していたに過ぎないのだが。一方で片道切符を握ってしまったこともある。株価の天井で売りそびれ、出発点まで下落してしまったからだ。ファンダメンタルズを過信しすぎたのだろう。逆に新しい情報に関心を持ちすぎるあまり、長年保有し続けてきた株の業績のフォローが疎かになってしまうことも少なくない。

たいていのポートフォリオ・マネジャーは、失敗とは常に変化する市場環境の中でランダムに起こるものだと考えている。将来の状況が過去と同じものになるはずがないから、過去の失敗を再び犯すことはありえないというのがそのロジックである。しかし、自分の過去の失敗を統計的に洗ってみた結果、やはりいくつかのパターンが見つかった。

フロイトいわく「精神の病は運命として片付けるのではなく、ひとつのパターンとしてその原因を究明しなければならない」過去の市場サイクルにおけるあなたの投資判断のすべてをリストアップして再分析することで、同じ間違いを何度も繰り返さずにすむようにできると思う。さらにそのリストを同僚に見てもらい、あなたの失敗のパターンを分析してもらえばなおよい。

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