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アーメット・オクマスのプロフィール

【アーメット・オクマス】トルコ生まれの米国投資家。ヘッジファンド・オクマス・オポチュニティー・ファンドを立ち上げたファンド創業者。16歳のときにトルコのイスタンブール株式取引所を見学し株式投資に目覚める。その後、本格的にファンドマネジャーになろうと決意し株式投資の本場アメリカの大学に進学する。大学在学中も株式投資を行い好成績を上げ、もう学ぶことはないと大学を中退。自分のファンドを運営し現在に至る。弱気相場に強く、損失を最小限に抑えるファンドマネジャーとして知られている。

我々は債務のある企業株は買いません。最近会計スキャンダルになった企業はすべて、莫大な債務を抱えた企業です。彼らは簿外取引を使って債務を隠蔽しています。それにたいていのケースでインサイダーによる買いを、ロングポジションを立てるときの条件にしています。詐欺を働く企業のインサイダーが自社の株を買うでしょうか?

株を買う前のチェックリスト

  1. 一株あたり利益、一株あたり売上、一株あたりキャッシュフローの増加について優れた実績を持つ企業であること。
  2. 一株あたり簿価が魅力的で、ROEの高い企業であること。
  3. 急落していること。この弱さは短期的理由によるもので、長期のファンダメンタルズの強さを誇っていること。
  4. インサイダーによる重要な買いが入っていること。
  5. 過去に企業業績を好転させた優れた実績を持つ新たな経営陣を迎え入れた企業は、そのことが株を買うべき要因となる場合がある。

多くのアナリストには株がある所定の株価にあるべきことを裏付ける論理的な根拠が欠けています。会社が順調に行く限り、彼らは株価がいくらであっても気にしません。典型的なパターンでいえば、ある株が目標価格に達すると、彼らは目標価格を引き上げるだけです。ファンダメンタルズの変化なんて見ていません。

金融誌や金融雑誌、大量の業績報告書のほかに、さまざまな業界紙を読みます。業界紙については現在や将来にどんなポジションを取るかで読むものが変わります。たとえば、去年は泌尿器系疾患の製品を作る会社の株を保有していましたので、泌尿器タイムズという雑誌を読んでいました。

ひとたびファンダメンタルズが崩れれば、熱狂も同様に崩壊します。たとえば数年前にアイオメガ株が熱狂状態にありました。ファンダメンタルズが崩れ始めたとたんに熱狂状態も終わりました。買いはすべて長期投資ですが、売りについては通常は短期です。それはまさにリスクが無限だという危険性があるためです。

私は週に100時間をリサーチに費やします。52週安値を更新した銘柄にはとくに注意を払います。以前の調査で目をつけていた優良企業であれば、必ずしも安値を更新しなくても注目します。そのような銘柄が大幅下落しているなら、たとえ新安値でなくても買うでしょう。

あるインサイダー(その会社の経営者など)が買った株式数と、その人の純資産にサラリーを足したものとを比較します。たとえば、その人物が自社株を買うのに払った金額が彼の年俸以上であるような場合、それは意味のあることだと判断します。私以上にインサイダーの動きを事細かに追っている人はいないと思いますよ。

頭の中ではそれぞれの株の価値が決まっているので、株価がその価値との比較で十分に安くなれば買います。たとえば、ある銘柄には35ドルの価値があると私が考えているとしたら、十分な安全余裕率を確保するために20ドルまで下がったときに買います。決して慌てません。株が思った価格になるまで根気よく待ちます。

最終目的はすべての投資で利益を上げることであって、必ずしもすべての投資機会をとらえることではありません。いくらかでも利益を上げられれば、それぞれのトレードでたくさん儲ける必要はないのです。

ファンダメンタルズが変化しないと仮定した場合、保有銘柄の利食いの目標価格は常にあります。ですが、ファンダメンタルズが強くなった場合は、目標価格を引き上げることもあります。目標価格の基準は株価の上昇率です。どれだけ安く買ったかによりますが、平均して20から25%です。

トレードで大失敗して、極度の熱狂に飲み込まれてはいけない、そしてある程度予測可能なものだけに範囲を絞れということを学びました。熱狂状態は先の予想ができません。10ドルで売られるべき株が100ドルで取引されているとしたら、500ドルまで上がることはないと断言できないのです。

空売りするときはPERがきわめて高い株を探します。しかし、1998年のインターネット株で痛い目にあって以来、カタリスト(触媒、株価が動くきっかけの出来事・材料)が存在しない株は取引しないというルールを追加しました。現在では、たとえ極度に過大評価された株があっても、カタリストがなければ空売りしません。

自分が買う株に関しては、普通では考えられない量のリサーチをしています。その株にどれだけの価値があるかわかっています。実際、買った株がさらに10%下がってもファンダメンタルズに変化がなければさらに買いますことも珍しくありません。

平均して10前後のポジションを同時に持ちます。私にとって上位100社の企業よりもパフォーマンスが良いという単純な論理からです。現時点では単一銘柄の最大保有量はポートフォリオのおよそ30%と決めています。以前は70%くらいでした。

破産する可能性がほんの少しでもある企業の株は買いません。私が買うのはバランスシート(貸借対照表)、簿価、事業実績、経営者に資質がともに申し分なく、インサイダーによる買いが多く入った会社の株です。こうしたタイプの会社は破産することはありません。

空売りする前にはファンダメンタルズが崩れたことを確認します。たとえ今日、シュワブ株に利益の100倍の値がついていたとしても、ファンダメンタルズがまだ上向いている限り、空売りはしません。ファンダメンタルズが悪化し始めるまで待ちます。

インサイダーが自社株に自己資金をつぎ込んでいる事を確認してからその株を買います。もちろん、経営陣がもとから自社株の相当部分を保有しているような場合は、その限りではありません。対照的にインサイダーによる自社株保有比率がたった1%のところもあります。インサイダーによる保有比率が低い会社では、経営陣を動かす最大の動機は高い株価ではなく、自分の雇用保証と高い報酬です。

私は他の割安株(バリュー)型ファンドが何を買っているかを調査しています。彼らがなぜそれらの株を買うのか理解できます。しかし私の基準は彼らよりずっと厳しいのです。彼らはある企業の株をPERが16倍でも買いたいと考えるかもしれませんが、私は12倍以上は払いたくないと考えます。

効率的市場仮説はバカげた理論だと思います。その理由は市場関係者ごとに異なるリサーチを行うからです。市場価格というのは、すべての投資家が下した評価の平均が反映されるものです。ほとんどの人がやっていないリサーチを行うことができれば、他の多くの人が知らない事実を見つけ、それによって利益を得られる可能性があります。私が調査している企業について、他の多くの投資家が知らないことで私が知っていることはたくさんあります。ですからこれらの企業に対する評価が彼らと同じになることはありません。

通常は株価が最高値から60から70%下落しなければ、買いを検討することはありません。過去7年間アメリカ株を売買していますが、保有する株が最高値をつけたことはありません。これはかなり異例なことでしょう。

弱気相場はむしろ楽しみです。モメンタム派の投資家も、ネット株投資家も、成長株(グロース株)投資家も、木っ端微塵にやられるでしょうが、バリュー株投資家はうまくやるでしょう。私が買っている会社はすでに弱気相場にあります。株価収益率は5から6倍です。これ以上安くなりようがないのです。私が買うのは最高値からすでに60から70%下落した株なのですから。

私はホームランは狙っていません。それが弱気市場でうまくやれる理由です。私の最大の目標は資金を失わないことです。首尾一貫して儲けることさえできれば成功でしょう。私が買う株はすべて流動性の高いよく知られた会社のものです。

その企業が私のよく理解している企業で、ファンダメンタルズが非常に強いのであれば、たとえ株価が最安値よりはるかに上であったとしても、買う可能性はあります。

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