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ベンジャミン・グレアムのプロフィール

【ベンジャミン・グレアム】米国の経済学者。1894年ロンドン生まれ。
「バリュー投資の父」「ウォール・ストリートの最長老」と呼ばれるプロの投資家。投資家ウォーレン・バフェットの育ての親として最もよく知られる(バフェットはコロンビア大学ビジネススクールでグレアムの講義を直接受けている)。
コロンビア大学で学士の学位を得、哲学・数学・英語の授業を担当するように申し出られるが、証券会社に入社した後、投資会社グレアム・ニューマン社を設立する。
株価暴落・世界恐慌で経済的に追い込まれたことをきっかけに健全な投資についての研究を始め、デヴィッド・ドットとの共著『証券分析』を出版。『賢明なる投資家』と合わせ、この2冊は最も広く賞賛される書籍である。株価推移だけでなく、企業の経営状況を綿密に調査し、将来成長するかどうか見極めてから投資するというスタイルを確立した人物。
グレアム・ニューマン社解散後、カリフォルニア大学教授、ニューヨーク金融協会理事、証券アナリストセミナー評議員を歴任する。

事業の評判が重要になるほど、将来の収益力が重要な要素になるほど、事業の本来の価値は不確かになり、その株式は投機的になる。数学は通常、正確で信頼できる答えを出すと考えられている。しかし、株式市場では、数式が複雑で難解なほどそれによる答えは不確かになり、投機的になる。数式によって、投機に投資であるかのような装いを与える結果になる。

将来の見通しという概念、とくに今後も成長が続くという概念によって、高度な数式を使った公式で、好みの銘柄の現在価値が算出されるようになった。しかし、精密な公式ときわめて不正確な想定を組み合わせると、ほんとうに優れた銘柄であれば、どれほど高い水準であれ、望みどおりの価値を算出できる。いや、正当化できると言うべきだろう。

資金があるなら健全な証券を買うべきだ。これは昔からの常識である。株価が下がるのを待っていても利子は得られない。株価が下がったとしても買いそこなうかもしれない。いずれにせよ最良のタイミングを計って投資するやり方では、株のトレーダーか投機家になってしまう。

株価上昇の前や上がり始めたころに買い、下げの前に売るべきだろうか。このような取引は誰にもできないと私たちは主張する。数多くの投機的投資家より上手くやれるはずがない。しかも、投資家にとって重要なのは「いつ」売買するかではなく、「いくらで」売買するかなのである。

早く利益を出したい投機家にとって、売買タイミングは重要な問題である。しかし、投資家にとっては利益が出るまでじっくり待つということは格別問題ではない。タイミングは投資家にとってそれほど重要ではない。重要なのはタイミングと価格の関係だ。

天井値では明らかに買うべきではない。手堅い分析で正当化される以上の価格で買うべきではない。相場が極端に過熱している時には、一見割安かのように見える株にも手を出してはいけない。

株を買うのは市場が低迷している状況に限定すべきだろうか。売るのは株が循環的に上がった時なのか。そうすればタイミングと価格が合致する。だがこうした投資方針が実際に上手くいくかどうかは事前にはわからない。歴史を振り返ればこうした運用方針がなかなか難しいことが分かる。

投資家とは、自分の持ち株を高値のときに愚かで哀れな投機家に売り、株価が下落したところで彼らから買い戻すという、経験豊かで機敏な人々だと定義できる。基本的に真の投資家にとって株価変動の持つ重大な意味はひとつしかない。相場が急落すれば抜け目なく株を買い付け、急騰すれば 売却するチャンスなのだ。

株式ポートフォリオは数年単位でみた場合、価格変動の波を免れることはほとんど不可能である。投資家はこうした可能性を理解し財政的にも心理的にも備えておかねばならない。

過去57年間を振り返れば、世界を揺るがすような時代の浮き沈みや悲惨な出来事にもかかわらず、堅実な投資原則に従えば概して手堅い結果を得られるという事実は、常に変わることがなかった。

投機家の関心事は、株価の変動を予測して利益を得ることである。
投資家の関心事は、適切な証券を適切な価格で取得し保有することである。

投資家は今後5年間さまざまな局面において、持ち株評価額が安値のポイントから50%あるいはそれ以上上がり、またそこからその上げ幅に相当する3分の1あるいはさらに下がるということを、単なる可能性としてとらえるのではなく見込んでおいた方がよいであろう。

証券会社のアナリストは株式市場の動向を調べ、水晶球を見つめ、細かな数字の計算をしたり、スポンサー付きの旅に出る以前に基本的な責務(顧客を儲けさせる仕事)を果たすべきである。

銘柄選択に関してわれわれが強調してきたアドバイスは「除外」すること。つまり、そうとわかるほど質の劣った銘柄を「除外」し、また優良銘柄であっても株価が高く投機色が強いものは「除外」せよということである。

投資銘柄の選定に際して特別の注意を払うのならば、企業の有形資産価値と極めて近似した価格で売られている株に投資を集中させるのが最善であろうということだ。そうした水準あるいはそれ以下で買い付けた株は、その企業のバランスシートに基づいて選択したものであると、また市場価格が変動したとしても自分が支払ったのは適正な株価であると、論理的にみなすことができる。

株式市場に繰り返し割安状態を作り出す相場の気紛れはあらゆる相場水準において割安銘柄を生み出している。株価を過小評価する原因が2つ考えられる。(1)一時的な業績の不振(2)長期にわたる無関心および不人気である。

もしもあなたが慎重な投資家あるいは思慮深い実業家ならば、自分の出資分1000ドルに関する価値評価をミスターマーケットの言葉によって決めるだろうか?【覚書き|ミスターマーケット=株のお得情報を提供してくる証券アナリストや株式投資の専門家を揶揄した言葉。彼らは株のセールスマンである場合が多い】

上昇相場の終焉を示す確かな兆候のひとつとして、得体の知れない小企業の株式が、株式市場において長い歴史を持つ中堅企業の株価よりも高値で売り出されることが挙げられる。

安全域は常に支払う価格によって決まる。

一株当たり純資産(BPS=株主資本÷発行済み株式数)に裏付けられた株式ポートフォリオを有する投資家は、収益と有形資産双方に対して何倍もの金額を支払った人よりも、株式相場の変動を気にせずに超然としていられる。

過去57年間を振り返れば世界を揺るがすような時代の浮き沈みや悲惨な出来事にもかかわらず、堅実な投資原則に従えば概して手堅い結果を得られるという事実は常に変わることがなかった。

現在の収益と目先の見通しは悪くても将来の状態を冷静に評価すると、現在の価格よりもはるかに高い価値を示すことがある。以上のことから、市場が低迷している時期にこそ勇気を持つことがいかに賢明かということが経験だけではなく、信頼できる価値分析法によっても証明できる。

大半の投資家は個別銘柄など選ぶ必要などないということを繰り返し申し上げておいたほうがいいだろう。銘柄選びをしてみようという人のほとんどが、思っていたほどうまくできないことを悟らされる。運のいい人は早くからそのことに気づいているが、運の悪い人は気づくまでに何年もかかる。自分でうまく銘柄選びができるのは、ほんの数パーセントの投資家にすぎない。もしかしたら、みんながインデックスファンドの力を借りるのが理想なのかもしれない。

このような銘柄(中企業、ベンチャー企業など)のうち、あるものは素晴らしい買物となる。しかしそれは(上場時などに起こる急騰から)2~3年たって誰からも見向きされなくなったとき、その真価の何分の一かの値段で入手できる場合である。

個人投資家にできないことはプロのゲームでプロに勝つこと。自分のゲームで自分にコントロールできることで勝てば良いのだ。

過去50年以上にわたる経験と市場観察によればテクニカル・アプローチによって、長期にわたり利益を上げた者などひとりもいない。

(資産ポートフォリオ内の)株式の割合は最低で25%最高で75%の範囲内に、逆に債券の割合は75%から25%の間とすべきである。

投資で成功するカギは自分自身に内在する。

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