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ダナ・ギャラントのプロフィール

【ダナ・ギャラント】大学卒業後、事務職として大手投資会社キングストン・キャピタルに就職。その後同社のトレーディング部門に転属される。キングストンが他投資会社に吸収合併され退社。キングストン時代の上司のファンドの立ち上げに参加や投資会社アタカマ・インベストメントなどを経て自分のヘッジファンドを持つ。株式の空売り手法に深い知識を持ち、高収益をたたき出している。

空売り銘柄の探し3つのチェックポイント

  1. 過大評価されている成長企業。つまりPERの高い株を探しますが、それだけでは不十分です。カタリスト(触媒、きっかけとなる材料)も必要です。その企業の収益が悪化するという予測です。
  2. 経費を抑制することで収益をよく見せかけている企業を探します。たいていそういう企業はそのうち収益の伸びも悪化します。
  3. 業績はいいものの、人知れず競合他社が忍び寄ってきている会社がないかにも注意。要は、マーケットの期待と関連で考えて、将来の収益に何が影響を与えるかを予測すること。

優良企業の株がよくないこともあるし、その逆もあります。たとえばディズニーは優良企業で、少なくともうちの子供たちは大好きです。しかし過去数年、私たちはこの会社の空売りで儲けています。この会社は永遠に力強く成長し続けるだろうという、過剰な楽観的期待ゆえに高値がつけられていたからです。

過去20年間トレーディングをしてきていますが、常に何らかの要素によって影響を受けています。私は新たな状況について、それによってどんな悪影響を受ける可能性があるかを懸念するより、それをどう利用するかを考えるようにしています。空売りに参入してくるトレーダーたちに関しても、実際にそれによってチャンスが生まれると思っています。自分たちが何をやっているのかを理解していない人たちによる空売りの買戻しによって、特定銘柄の株価が短期的に跳ね上がることがあるからです。

企業が自社株の価格下落を空売りのせいにするとき空売りサインです。空売りに対する企業の最大の報復は、よい数字を報告することです。ちゃんとした会社は空売りに神経をとがらせたりはしません。伝統的なビジネスから一時的に流行のビジネスに移行した会社も空売りサインです。ピザのレストランから競艇賭博に事業転換した会社がありました。現在はインターネットで同じ現象が起きています。

ひとつの銘柄が20%逆行したら、私はそのポジションの3分の1を手仕舞います。私はそれぞれの銘柄の比率をポートフォリオの3%以下に抑えています。株価の上昇によってポートフォリオの中で大きな役割を占めるようになったポジションは薄くするようにしています。また分散投資によってもリスクをコントロールしています。私のポートフォリオは50から60銘柄が常に並んでいて、業種もさまざまです。

経営陣の交代がたびたびあり、とくにCFO(最高財務責任者)が頻繁に入れ替わる会社も空売り対象になります。また、監査法人の交代も大きなサインになります。他には売り上げの停滞、高いPRE、在庫の多さ、50日移動平均線を下回るというようなテクニカル指標が空売りのサインです。

私が空売りしていた株の中にはあとでインチキ企業だと判明したものもあります。そのひとつは専門学校を運営する会社で、コンピューター技術を教えていたそうです。彼らは政府から助成金を受けていましたが、その教育の質はひどいものでした。売掛債権が多いことで私の目にとまりました。売掛債権の中身は未納の授業料でした。設備や指導内容が酷く、教育省の査察を受けていることも知りました。40ドル台でその株を空売りし、10ドル前後で手放しました。結局株は1ドルまで下がりました。

チャートがブレイクしてその株の過去最高の高値をつけると、納得の行く理由がない限りは手仕舞います。

私の会社の従業員は私を含めて二人だけです。資金は潤沢で、興味のある投資家たちが毎日電話をくれます。彼らには新たな投資は募集していないといいますが。私は自分の投資会社を大きくしたくないのです。私は人を管理したくありません。私が管理したいのはポートフォリオです。

多くの人が空売りを恐れるのは、リスクが無制限だと考えるからです。

私は心地よく仕事をしたいと思っています。大金を運用しているために新たな空売り株探しをしたくはありません。私には家族があり、帰ったら仕事のことは忘れます。週末はバロンズ誌も読みません。

私は強気相場でしか空売りをしません。それは終わりのない戦いです。私は最小のリスクで戦うための最善の方法を見つけなければなりません。必要なときに、自分の空売りポジションを手仕舞える状況にしておきたいのです。空売りポジションが大きければ大きいほど、それは難しくなります。あまりに速いスピードでファンドを成長させた人がどうなったか見てきたので、私はまったく逆のやり方をとったのです。

過去、大量の買いが入った価格帯、株価が上抜ける前にもみ合った価格帯、そこでもポジションを維持する空売りトレーダーもいますが、私はたいてい買い戻します。マーケットはすでに50%下がったと見るからです。さらに10から20%下がるかもしれませんが、それは気にしません。私は本来の価値よりも価格が高くなっている割高株を探しています。

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