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松井道夫のプロフィール

【松井道夫 まつい・みちお】第4代松井証券社長。松井証券のオンライン化を推し進め企業改革を行う。1953年、長野県生まれ。
一橋大学経済学部卒業後、日本郵船に入社する。松井証券2代目社長の長女と結婚、婿養子となり、松井証券に入社。
取締役法人部長、常務取締役営業本部長を経て、1995年代表取締役社長に就任。
本格的なネット証券事業に参入して、松井証券を信用取引で業界トップにする。
その後、ネット証券評議会会長。また、オンライン商品先物会社ドットコモディティの取締役を退任し、本業に専念する構えを見せている。
疎遠となっていた日本証券業協会のインターネット証券評議会議長就任し、同協議会の証券戦略会議のメンバーにも選任される。
著書「おやんなさいよでもつまんないよ 」「みんなが西向きゃ俺は東」など。辛辣かつ包み隠さない正直な言動に多くのファンを持つ。

組織の中で意思決定を行う際、視点を変えれば様々な「解答」が出てくる訳で、どれが正しいかを延々と議論したところで水掛け論になります。最終的にリーダーが決断して方針を決めれば済む話です。リーダーが判断を誤ることも十分あり得ますが、とにかく動かないことには何も始まりません。

日本の金融・証券業界に今求められていることは、コスト構造を変えることです。長い間規制に守られてきたこの業界では、「供給者の論理」を前提としたビジネスが行われ、「虚業」が育成されてきました。私の定義では、「虚業」とは「顧客が求めていないコストで成り立っている商売」を指します。コスト構造を変えるということは、こうした虚業を廃して、「実業」、すなわち「顧客が求めているコストを前提とした商売」に変えていくということです。

私は常々、日本をだめにしているのは「かね」人種、つまり発言の語尾に、「~かね」、「~ではないか」、「いかがなものか」といった曖昧な表現を付けたがる人たちだと主張しています。日本のリーダーには、「かね」人種が多すぎる。アメリカに追いつき追い越せという時代であれば、そうしたリーダーでもよかったのですが、目標を見失った今の日本において、いつでも逃げられるような物言いしかしないリーダーが組織の進むべき方向性を示せる筈がないのです。今、日本に必要なのは曖昧な表現をしない、「だ」人種なのだと思います。

新しいことは、批判精神からしか生まれない。一番大事なのは哲学するということ。自分の頭で考えること、自分を信じるということ。

サラリーマンなんて言葉は死語になる。必ず死語になる。自分が会社を創り上げるという意識が大切。組織を因数分解するとすべて「個」になる。「個」が何を創り上げるか、「個」の集積が組織なのだ。

相手を説得するためには、難しい事柄をできる限り平易な言葉で、噛み砕いて説明する力が必要なのです。これは一見簡単なようですが、本当に難しいですよ。そのためには、優先順位を明確にして、無駄なものを切り捨てていくという作業ができなければいけません。

これからは、主張する人でなければ「個」が埋没してしまう時代がやってきます。自分は他の人とここが違うのだということを誰もがアピールできなければならなりません。あの人じゃなければこの発想はできないなとか、この人の知識には誰もかなわないとかそういったことが、大きな価値を持つようになり、結果として他の人との差別化がはかれるのです。

どうすれば自分が一所懸命やらなくても達成できるか、そういった仕組みを作るのが君の仕事だ。

学生や卒業したてで起業したいなどという人には、クソして寝てろと言いたいです。起業なんてそんな簡単にできるわけありませんよ。しかし、一概に全てがダメだと言うわけではありません。若い人のほうが素晴らしいアイデアを発想することができたり、最新の技術を吸収するのが早いですからね。しかし、そのようなアイデアや技術がある人はわずか一握りの人間の話であって、やはりそれなりの経験を積んで、35歳頃に起業すればいいのではないかと思います。

日本の空の下にこれだけボロ儲けできる業界があることを知って、正直言うと、極めて不愉快に感じた。
【覚書き|証券業界に入った時の感想。当時は大蔵省と最大手の野村証券が大きな力を業界に行使していた時代だった】

商人のできることは、自ら指をたてて「この指とまれ。」と呼びかけることであり、その指に止まるかどうかは顧客が決めることだ。囲い込まれたい顧客などいない。顧客の求めていないコストは、商売をするにあたって大変な足かせになる。

日本円は捨てられる。デフレの時代であれば、キャッシュは持っているだけでドンドン価値を生んできた。でもそれは日本政府の保証があるという「おカネ」。ヘタをすると、こんなにリスクのあるものはない。日本政府の信用をバックにしたものからはなるべく逃避した方がいい。日本円じゃないものに資産を逃避させるという考え方がものすごく大事。日本国がベースになっているものは、とりあえずはずせ、ということ。国債なんて論外。日本円の紙幣を持つのもなるべく必要最小限にした方がよい。日本という国は信用しない方がいい。

インターネットよくわかりません。そんなに興味もないしね。
【覚書き|2006年10月の発言。1998年にインターネットの証券取引事業に参入し業界大手になったがインターネットだけにこだわらないという趣旨の発言】

サラリーマンの使命は、お金を儲けることである。

個人向け国債?そんなハイリスクな商品、うちでは取り扱いません。
【覚書き|先々代の松井証券社長の松井房吉が第二次世界大戦戦前に多くの国債を購入していたが戦争で紙くずになってしまったことからの発言。国債がほとんどリスクのないものと宣伝されていることに対する警告も含んでいると思われる】

楽天みたいになったら本末転倒
【覚書き|顧客が増えすぎてシステムが不安定だった楽天証券のことを引き合いに出し、システムが不安定になるなら新規募集を一時辞め、システムの安定を優先課題にするという趣旨の発言。当時の楽天証券は金融庁から業務改善命令を受けるほどシステムが安定していなかった】

おじいちゃん、おばあちゃんの頭になれよ。
【覚書き|松井証券の広報社員に対するアドバイス。広告はわかりやすく、投資をやったことのないおじいちゃんおばあちゃんにわかるように書かなければ売り上げに直結しないという趣旨の発言】

会社と顧客は信用市場で、同じように、リスクを負っている。掛け目0とは、そのリスクをすべて顧客に押し付けたことを意味している。業界では非常識すぎて話にならない。
【覚書き|マネックス証券がライブドア株暴落前にライブドア及び関連会社の担保能力を予告なく掛け目ゼロにしたことに対する発言。マネックスのリスクを低める経営判断だったが、顧客のリスクが増大する決断だったため非難を浴びた】

Gなんとかっていう外資のガソリンスタンドの証券会社が1030円というヒステリックな目標株価を前に出しましたけど、あんなのは論外。
【覚書き|GSが松井証券の目標株価を1030円と発表した時の発言。Gなんとか=世界最大級の投資銀行ゴールドマンサックスのこと。ガソリンスタンド=ゴールドマンサックスの略語GSに対する皮肉】

積極的ニートは逆に見込みのある若者たちですよ。

正直申し上げて、松井証券はこの数年ずっと居眠りをしておりました。
【覚書き|2006年、売買代金シェアが下がった時に社員たちに対して言った言葉】

ダースベイダーはハリウッド映画だけで充分です。
【覚書き|ダースベイダーは裏で業界を支配する黒幕を意味し、ゴールドマンサックスと野村証券を指しているものと思われる】

あの決定は間違っていた。ごめんなさい。「なし」にする。
【覚書き|松井証券が電話での株式売買システムをメインにする決定後の発言。電話注文のシステムを辞め、インターネットでのオンライン取引に集中することに急遽方向転換する。突然の方向転換に異を唱え辞める社員がたくさんでたが、結果として松井証券はオンライン取引大手となることができ、業績回復をすることができた】

空売り規制?馬鹿言うなこのオタンコナス!
【覚書き|「ギャンブル性が高く個人投資家のリスクを高めている」と政府が株式の空売りを規制しようとした時の発言】

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