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松本大のプロフィール

【松本大 まつもと・おおき】オンライン証券会社マネックス創業者。日本のオンライン証券取引を加速させた。マネックス・ビーンズ・ホールディングス代表取締役社長CEO。1963年、埼玉県浦和市生まれ。
東京大学法学部卒後、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券に入社。集団研修の後には、ジョン・メリウェザーのチームに配属される。メリウェザーと後々まで続 く交友関係を持ち、また彼を自分の師匠であるとする。日本へ戻りゴールドマン・サックスへ移り、最年少ゼネラル・パートナーとなるが、起業のため退職。マ ネックス証券を設立し、2000年には東証マザーズ上場。「ライブドアショック」の対応で市場に波紋を呼び「マネックスショック」とも言われる。新生銀行取締役でもある。2001年5月米経済誌フォーチュンで、「次代を担う世界の若手経営者25人」に選ばれた。

一番重要なのは本当にやりたいことなのかということで、自分の人生観とかそんな偉そうなことを言う気はありませんが、「やんなきゃいけないんだ、自分がこれやるんだ!」という使命感があるのかどうか、そこがすごく重要だと私は思っています。

90年代に入って日本経済のバランスシートはむちゃくちゃに膨張していました。これは必ずバランスシートを小さくする力が起きる。端的に言って、日本の個人資産は9割が銀行預金で株式投資は1割。株式投資をやっている人数はたった3%でした。アメリカは株式と預金・保険が半々、個人投資家は全体の35%です。この状態が続くわけがないから、必ず日本の個人資産も株式に流れるはず。仮に5%が動いても、1400兆円の中の70兆円です。そこに低コス トのサービスを出してシェアを取ればビジネスは成立すると思いました。

チームが少人数でしたから、このやり方が有効だったんですよ。当時、若手のメンバーが通りかかると、見込みのあるヤツには『ムリしてっか?』と声をかけていました。現代のスポーツ医学では間違っているのかもしれませんが、『筋力トレーニングは、辛くなってからの分が効く』と言われていたじゃないですか。実際、私もそうやってきたし、彼らにもムリをさせないと、成長できないと思ったのです

便貯金にお金を入れておくのはね、安全じゃないとは言わないけれど、国のためにならないと思うんです。日本は、資産が700兆円で、負債が1,500兆円。1年間の収入は40兆円、歳出は80兆円あるんですね。で、郵便局に貯金するとか国債を買うってことは、そこにお金を貸すということですよね。700万円の資産を持っていて、1,500万円の借金があって、月収40万円しかないのに毎月80万円使っちゃってる人にお金貸しますか?貸さないですよね。ましてやその人が、自分の親だとか、自分にとって大切な人だったら、貸したくなるけど貸しちゃいけないんですよ。そうじゃなくて、それじゃお かしいから治しましょうと、ね。ちゃんと病気を治して、生活も正しましょう。それでちゃんと一緒にやって行きましょうとするのが本来の姿なんですね。

狭い業界の中でとにかく勝ちたい、そういうことは短期的な理由で先に誰かにいかれちゃうこともあるわけで、そういう時にそれを目標にしておくと、それができないだけですごいショックを受けて動揺してしまう。私の場合、「競争相手はどこですか?」って聞かれたら「郵便局です」と答えていますが、「それはさすがにないでしょう」と言われたら「じゃあ、野村証券」と。こういう風に言っていると案外気が楽で、そんな理由で理念は遠いところにおいてい ます。

自らの力の向上に関して努力していなかったら論外だと思いますが、多くの人は「自分にチャンスが巡ってこない」とか、「あの人のほうがいい部署にいる」とか、「先輩のほうがいい時代だった」とか、「自分のところには良い球が飛んでこない」と思いがちです。そんなときに、やる気を失ったり、必死に努 力するのを止めてしまったりしがちですね。私が思うには、野球みたいなもので、好球は必ず来ると。それに備えて、常に素振りをしっかりやっていれば、好球 が来たときにちゃんと打ち返せる。そういう考え方をするといいんじゃないかと思いますけど。

我々の目標なんですけれども、『郵便局に代わる国民的金融機関』を作りたい。

単行本はめったに読まないんです。雑誌は大好きで、見出しだけをチェックするのが一番好きです。雑誌の多い本屋さんへ行ってバーッと見るんですけどね。中吊りとか新聞の下のほうのもよく見ますね。ポスト、現代、新潮、文春のうち毎週、2冊ぐらい目を通します。書籍を読むとしたら、古今和歌集のような古典、小説なら谷崎潤一郎や永井荷風が好きですね。いわゆるビジネス書は生まれてこの方、読んだことがないですね。エコノミストが書いたものは基本的には余り当てにならないと思っています。ただ、ビジネスマンが書いたものは経験に基づいていて勉強になりますが、一番読みたい失敗談を書くビジネスマンはほ とんどいませんよね。

そこまでして創ったから大切なのではなくて、マネックスで頑張れば自分の人生がちゃんと充足できるように創ったから、僕はマネックスという会社が大切なんです。要は僕が持っている、ビジネスマンとしてのものとか、一市民としての思いとか、ミッション、使命感とか、いろんなものがあるじゃないです か。それを全部まとめてマネックスに表現したつもりなんです。プライベートでも、あるいは市民としても、あるいは経営者としても、ビジネスマンとしても、一市民としても、個人としても、マネックスにすべてエネルギーを費やすことで、たとえ1日20時間働こうが、何しようが、満足できるように、会社をデザインしたんです。だから、大切というか、もう、マネックスが「僕」なんです。

マネックスやるのが好きだからなんです。ビジネスとしても、シチズンとしても、個人としてもなので、その中でお酒を飲もうが、あまり寝ないでいようが、ストレスが低い。人間、ストレスがなければ、持って生まれた免疫システムっていうのがちゃんと動いてくれますから。そうすると健康なんですよ。

中国はこの10年から15年の間に、毎年5万人の大学生、優秀な人間5万人を留学させているんです。毎年5万人。5万人が海外に出るんですが、い ずれ中国に帰ってくるわけです。すると、彼らは40歳ぐらいでアメリカのやり方に精通していて、アメリカの政府とかにも友だちもいる。そんな彼らのほとん どは、新しい中国のためにがんばって、働いているんです。すごいパワーなんです。ところが、日本にはそういうのはないわけです。

僕が好きなこう言われるとうれしいという言葉があるんです。『Man of Principle(=信念の人)』。「お前は”Man of Principle”だからな」と言われるとうれしくて。「そうなんだよ」って。だからあまり悩まなかったですね。決めちゃった後は、もう目指す だけなので。しかも口に出して、言っちゃったから。会社とかに対してはっきり言っちゃうともうかっこ悪くて「戻る」なんていう選択肢はあり得ない。もう背 水の陣みたいなもので、退路を断ったら、橋を壊したら行くしかないんですよね。

ゴールドマンのパートナーがいったいどんなポジションかを知っている人からは、「お前はinsane(=狂人)か!」って言われました。”insane”という言葉を使ってきたんですよ。それで、「信じられない!」と言って。同僚のパートナーもそうでしたね。辞める時の思い?あれはですね、きわめてつらい決断でした。パートナーで、そのポジションは、世界的大企業の中でもかなりのものでした。 パートナーというのは所有者でもあり、普通の会社の役員とかに比べても、ちょっと違っていて、ジョブセキュリティみたいなものは高いんです。力もあるし。 あとは、「日本人」で「若い」という、稀少価値もあって、ゴールドマンでは、順風満帆とは言わないまでも、かなりいい位置にいたんですね。インテレクシュ アル(intellectual:理知的)な面でも、そういうところでしっかりと、やりたいことをやっていけるというのは、とてもすばらしいことだし。それに加えて、半年後には株式公開することがわかっていたんですが。

キツイ練習を重ねるから、体が動きを覚え込み、イザというときも条件反射で体が反応するんです。その分、戦略をじっくり考える余裕も生まれます。シャラポワがいちいち考えながらボールを打っているはずないでしょう。何度も練習を繰り返し、迷うことなく打ってるはずです。

一部の特別な資産家にではなく、広く一般の個人にとって最良な金融サービスをご提供したい。自分たちがほしいと思えるような金融商品こそ、自分た ちの手で作り皆さまに活用していただきたい。その思いから、私たちは全社員がお客さまひとりひとりと同じ視点に立ち、嘘偽りないまっすぐな態度で接する ことを大切にしてきました。それはこれからも揺らぐことはありません。

人生の選択肢ってそんなにあるわけじゃないんです。だったら好きなことん探すよりも、やっていることを好きになって没頭するほうがはるかに幸せじゃないかと思うようになって。

一部上場を機に、大勢の方からお祝いのお言葉を頂戴致しました。その中で、『初心忘るべからず』というメッセージを、何人かの特に親しい方々から頂きました。まさにその通りだと思います。これからも初心を決して忘れないで、お客様のために、株主の方々のために、そして資本市場のために、邁進して参る決意ですので、今後とも宜しくお願い致します。

一番いけないのは、もう、いい球は行っちゃったから来ないと思ってしまうことです。そうじゃない。またいつか必ず来るんです。

プレゼンテーションは、スライドが美しいから伝わりやすいとは限らない。汚くても伝わる場合もあるでしょうし、キレイで伝わらないこともある。いかに効果を上げるかが、プレゼンにとっては重要です。プレゼンテーションの際に重要なのは誰を説得するのかということです。例えば20人が出席している会議であっても、その中の意思決定権を持つ人が いた場合、その人に向かってプレゼンをする。たった1人説得すれば成功という場合に、そこに出席する全員に向けてプレゼンする必要はないわけです。プレゼンは、情報を相手に伝えるもの。相手を説得するために、何が必要かを常に考えなければいけないでしょう。

単位株制度があるために投資資金が高くなり一般の個人投資家の投資機会が実質的に奪われている。

どんな仕事であっても、プロの仕事と言うのはこうあるべきでしょう。仕事はやる以上は、決して好き嫌いどころか、濃淡さえも付けるべきではありません。それができなくなった瞬間に、プロの仕事ではなくなります。

辞めない理由はもう2億個くらい、数えられないぐらいあったんですよ。一方で、社会環境とか、自分のやってきた金融という仕事とかを考える と、自分はキャピタルマーケットの中で育ってきた。そこで力もついて、認められて成長したと感じていたんですね。一金融人として今やらなければならない、 と思ったことがあるわけですよ。でも、新しく始めるほうは何の約束もない。うまくいくかどうかはわからない、あるのは道だけ。利益を考慮したら決まらな い。じゃ、変化するほう、新しく行くほうにしましょうと。どっちでもいいんだったらね、残る方を選んだらつまらないじゃないですか。

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