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スティーブ・ワトソンのプロフィール

【スティーブ・ワトソン】アーカンソー大学卒業後、ダラスの証券会社で株式ブローカーになる。2年間の勤務後退社し、ニューヨークのバンカース・トラストの小型株部門、ウォール街の投資会社フリース・アソシエイツなどを経て自らのファンドを立ち上げる。小型株への投資と企業分析を得意とし、リスク管理に定評があり、最大の資産減は全資産の4%にとどまっている。対リスク利益ではトップレベルのファンドマネジャーと名高い。

私は勝っても負けても興奮しません。次の案件探しに忙しいからです。他人の意見に惑わされず、自分でリサーチし、その結果を信じることが重要です。投資に感情は禁物です。感情が入ると選択を誤ります。損失を恐れないこと。この株式投資ビジネスで成功しているのは、お金を失う事をいとわない人たちです。

おそらく私はピーター・リンチに誰よりも強く影響を受けました。「ピーター・リンチの株で勝つ」は10回以上読み返しています。面接する際には、彼の本を読んだことがあるかどうか聞きます。読んだことがなければ、口で言うほどには株式市場に対して真剣ではないのだと考えます。彼の本はウォール街のリサーチに頼るよりも、自分で調査する方がきわめて重要だというメッセージが素晴らしいと思います。

ある株の空売りを考えているときは、その会社の顧客や取引業者、競合他社から話を聞くことに重点を置きます。空売りする銘柄を選ぶときは利益の30から40倍で取引されている高めの株か、収益ゼロの株を探し、その中から事業計画に欠陥のある会社を見つけます。私が好んで探すのはひとつの製品しか作っていない会社です。その製品が売れなくなると、もう彼らには拠り所がありません。

自分のファンドで買う株の99%についてはチャートを使ったことがありません。あまりにも多くの人がチャートを使っています。多くの人が単一の方法を用いているのであれば、それによって優位性を得ることはできないと思います。

わが社とその他のヘッジファンドとの違いは、企業との会話を何よりも大切にしている点です。わが社には、経営者に電話するための許可を得るのに就業時間の4分の3を費やすものが2人、実質的にほぼ一日中CFOと電話で話し続けるリサーチャーが5人います。我々の業界は、新製品の発表を待っているようでは成功できません。私たちは独自の調査によって価格を高めようと努力しています。

比較的株価が安い、利益の8から12倍で取引されている企業銘柄を拾います。そしてその中から投資家の見解がまさに変化しそうな企業を探すのです。一般的にこういう企業は何らかの問題を抱えており、それが好転する直前にあります。私たちはいち早くその情報を見つけることに勤めているのです。

証券会社のリサーチにはバイアスがかかりがちです。とくに投資銀行業務との関係でそうならざるを得ない場合があります。証券会社がある株の引き受けによって数百万ドル稼いでいるとすれば、その証券会社のアナリストはたとえその企業に大きな問題があると思っていても、買い推奨以外を出すことはきわめて困難です。

運用資金は有限ですから、大切なのは常に最高の銘柄に投資していることなのです。現在のポジションが死に金に見えてきて、当初予想したことが起こらなかったのなら、またはもっと良いアイデアがあれば、おそらく次に進んだほうがいいでしょう。

株価が安いことと、今にも変化が起こりそうなことが二つの重要な要素ですが、他には経営陣によるインサイダー買いがあれば、その会社の将来見通しが明るいことの裏づけとなります。

株式銘柄の選択というのは、一種の特殊技能です。どれほどがんばっても、どれだけリサーチしても、何社に電話しても、成功しない人は成功しない。成功しない人たちは、何が上手く行って、何が上手く行かないかについて「勘」がない人たちです。最高に賢い人間でも、市場の先行きについて勘がまったく欠落している人たちです。

私が雇う人たちはみんな20代です。彼らは週に80から100時間働きます。彼らは大金を稼いだことがないから気負っていない。彼らはためらわずCFOや流通業者や調査先企業の顧客に電話します。そして成功するのだという意気込みのある人がいいですね。

株式投資は完全なる科学ではありません。役立つ情報が多ければ多いほど、勝算は上がります。企業の話を聞かないよりも聞いた方が、正確な投資判断を下せるオッズは高まります。同様にインサイダーによる買いが入った企業に的を絞れば、それらの株価が必ず上がるというわけではなくても、私たちの勝算は確実に上がります。

私が小型株にこだわるのは、マイクロソフトやインテルといったような大企業には私の強みが発揮できないからです。そんな会社のCFO(最高財務責任者)に電話なんてできません。学生時代は仕事をしていたわけではありませんが、いろいろな会社のCFOに「御社の研究をしているので質問にお答えください」なんてよく電話をかけていました。

株を早々に手仕舞うと言うことの特質によって、下落相場でも救われてきました。マーケットの調整局面で最大の被害を受けることになるPERの高い株を買い持ちしていなかったからです。

ポジションを利食うのは早すぎるくらい早く。私たちは常に株を入れ替えています。もし収益の十倍で買った株が上がれば、通常はそれが二十倍になるまでには利食います。そのお金を他の同じような株へ回し、ポートフォリオの対リスク利益をできるだけ低く抑えるようにしています。

一般の投資家はCFOに電話できないかもしれません。しかしピーター・リンチが言うように、素人の投資家でもIR部門に電話すれば適切な質問をすることで価値ある情報を得られます。普通の投資家に対するリンチのアドバイスの要点とは、投資するなら自分の知っている会社にするということです。自分が理解している会社に投資したほうがずっと上手くいくということです。

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